標準仕様・お勧め仕様 STANDARD

エア断熱 (床下温度)

 

 

住宅検査会社のホームリサーチさんが開発し、全国で非常に売れているエア断熱の仕組みを再度お伝えさせて頂こうと思います。(年明けには北海道にエア断熱のモデルハウスが完成し、北海道での室内温度などのデータを見ることができるようになるようです。)

 

 

エア断熱はまず、基礎の下にある一年中温度が一定の恒温層の熱を利用し快適な温度になった空気を床下から室内に取り入れます。(洞窟や鍾乳洞の中が夏は涼しく、冬は暖かいのと同じ原理で床下も洞窟内と似た温度環境になります。)

 

エア断熱を施工したお家の床下には温度センサーが設置してあり、外気温と床下の空気の温度を1時間ごとに確認できます。

 

今年1月25日のエア断熱住宅の床下温度と気温

水色が外気温で、茶色が床下の空気の温度です。最低気温5度

 

 

外気温が5度以下でも床下の空気は14度ほどで、この空気を壁の中のダクトを通して室内に取り入れます。

リビングに空気が入ってくる時点では壁の熱を吸収し、さらに暖かくなっています。

 

本日の床下の空気の温度と気温

 

 

逆に夏は涼しい空気を取り込みます。

今年の猛暑日最高気温38度 8月9日のデータ

 

 

外気温がいくら暑くなっても床下の空気の温度は25~28度です。

 

快適な温度の空気をリビングに取り入れ、その後各部屋と収納内についた排気ファンを作動させ、家中に空気を循環させます。最後に排気ファンから外壁の内側の通気層に空気を流し、家全体を(小屋裏含む)空気のカーテンで覆うようなイメージで断熱します。

 

 

リビングのエアコン1台稼働させている状態での各部屋の温度

 

最高気温38度 8月9日の室内温度

 

エアコン設定温度26度 1階リビングと洋室温度 ほぼエアコン設定温度の26℃で推移しています。

 

2階洋室2部屋の温度 最高で31度となりました

 

 

 

1月25日 最低気温4度最高気温18度 エアコン設定温度25度の各部屋温度

 

 

リビングは25度 1階洋室2階洋室2部屋は20~23度で推移しています。

 

エア断熱メリット

 

①底冷えがない
建築業界では、長い間「冷気は床下から入り込む」と勘違いしていました。
実際には「壁、開口部から入り込む冷気が床面を覆う」事が底冷えの正体だという事がわかり始めてきました。

Air断は、壁や開口部から入り込む冷気を真っ先に吸い出します。
真冬に各部屋の換気扇が一斉に動き出す光景は、見るだけで寒さを感じます。
しかし実際には寒さを感じません。

 

②一年中エアコン一台で全室快適
リビングエアコンの熱を家中すみずみまで伝えるから、リビングエアコン一台だけで年中快適。

 

③結露抑制

壁通気層では、条件が整えば年中結露が発生します。
これらの結露を抑えるには、対流が一番効果的。
Air断はセンサーで結露発生を予測し、必要な時にファンを動かし結露を抑えます。
Air断住宅は、対流で木部を乾燥させるので家が長持ちします。

 

④生活臭防止
室内を常に空気が流れ続けている状態になるので、臭いとほこりは常に屋外へ排出されていきます。 ハウスダストやダニなどのアレルギーに効果的です。

 

⑤冷暖房費抑制
エアコンは室内温度を設定温度に調節する際、その差が大きければ大きいほど電力を消費します。
また、電源を入れた直後も大きな電力を消費します。
不快になってから電源を入れる一般住宅と、常に快適な温度を保つように継続的に稼働させている Air断住宅では、後者の方が総合的な消費電力は小さくなります。

一般住宅では各部屋でエアコンを使用しますが、Air断住宅はリビングエアコン一台ですべての空調をまかないます。
これら二つの要素によって、電気代だけで年間約3万円の差額が発生するのです。

 

エア断熱デメリット

 

各部屋に排気ファンを設置するため、音に敏感な方は排気ファンの稼働音が気になる場合があります。

その場合、コンピューター制御によって稼働時間や稼働時期などを設定することができます。

 

気密性を高めるため、稼働していないときはふたが閉じる換気扇を設置します

 

 

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気温が氷点下になる北海道のエア断熱モデルハウスの動画はこちら

 

知多にあるエア断熱モデルハウスを見学頂くこともできます。

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